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Q&Aコーナー!今回は「お父さんことは好き?」です
こんにちは、母子家庭育ちのライターです。※私のツイッターアカウントはこちら、お気軽にフォローくださいね。
今回お話するのは、「お父さんことは好き?」かどうかというお話です。
私は中学に入ってすぐに両親が離婚し母子家庭となりましたが、父とはまだ交流があります。このことは、以前【なぜ許す?】母子家庭の子ども(私)が父親に会うのを認めた母でお話させていただきました。今回のお話と関連する部分もありますので、よろしければどうぞ。
半分好き、父との10年間の思い出
冒頭でもお話させていただいた通り、私が母子家庭となったのは中学に入ってすぐです。つまりは、約10年間は父と暮らしていたことになります。
子どもの頃の10年って大きいですよね。
父と暮らした10年の間には、小さかった私には様々な成長や楽しい思い出がありました。
父に教えてもらって自転車に乗れるようになったこと
父と釣りに行ったこと
父がセッティングしたテントでキャンプをしたこと
父がビデオを撮ってくれた運動会や発表会
このように色々な思い出があるんですね。
思い出がある以上、私は父を嫌いになりきることは難しいと思います。母と離婚したにせよ、私にとっての父はただ1人しかいません。
ですから、”半分は”好きです。
半分嫌い、離婚を招いた父の存在
半分は好きといった父ですが、”半分”は嫌いです。
なぜなら、「離婚を招いた原因の1つが父にあるから」です。
離婚の根本の原因は父の母、つまり私の母からすれば姑の存在が離婚の根本的な原因です。※このことについては、別記事【自己紹介とご挨拶】運営者は母子家庭で育ったライターですをご覧ください。
でも、その姑と私の母の間を取り持つことができたのも父のはず…。離婚を避ける手立てだって全くなかったとは言い切れないでしょう。離婚することは、夫婦にとっても、そして子どもにとっても当然好ましくありません。
その離婚を避けられなかった父の不甲斐なさを疎ましく思う気持ちは、大人になった私にまだ残っています。だから、父のことは半分嫌いです。
良い所と悪い所が混在する人間、子どもに強制しないこと
100%良い部分だけでできた人間というのは存在しません。
どんな人間にも魅力がある一方で、醜い部分もある。できることもあれば、できないこともある。このことは大きくなるに連れて、私もわかるようになってきました。だから、父を責めることもあまりできません。生きていく上で、どうしようもないことはあるんだと思います。
しかし、人の見極めをするのは他人ではなく、自分自身です。誰かに左右されて考えるものではありませんし、ましてや入れ知恵するような人とは距離を置くべきかもしれません。
もし、母子家庭になるにしたがって、ご自身のお子さんに「お父さんは悪い人なんだよ」とは言わないようにしてあげてください。小さなお子さんであれば、その言葉を鵜呑みにしてしまい自分の父親に対して間違った印象を持つことになるでしょう。
もしかするとその父親像がトラウマとなり、長い人生を生きていく上で大きな枷(かせ)となる可能性だってあります。自分の父親を呪い続けるような人生は避けるべきです。
まとめ:子どもはお父さんもお母さんもよく見ています
子どもはお父さんだけでなく、お母さんのこともよく見ています。
どんな人間なのか、自分とどんな思い出があるのか、自分とどんなつながりがあるのか…。
親子というのは特別なもので、どうしたって関係を切ることはできません。そのつながりがある以上は、お子さんそれぞれに見極めの判断を委ねることも必要です。勝手に「お父さんは悪い人」だという印象を植え付けることはおすすめしません。その行為はお母さんに対しての不信感となりうる可能性もあります。
子どもも1人の人間です。どうかその考えを尊重してあげてください。好きでも嫌いでも、半々でも良いのです。