【クラウドソーシング】規約をすり抜ける「怪しい依頼」の見分け方

暗がりでパソコンを使うハッカー「こんな依頼に気を付けて」




クラウドソーシングの怪しい依頼増えてます

こんにちは、母子家庭育ちのライターです。※私(どん兵衛)のツイッターアカウントはこちら、お気軽にフォローくださいね!

年が明けて1週間と少し。クラウドソーシングを使ってのお仕事を再開されている方も多いのではないでしょうか。

2017年を思い返してみると、クラウドソーシングでは少し困った問題が起きていました。それは怪しい依頼および怪しいクライアントの連続発生」です。※お仕事をくれるクライアントさんに対して「怪しい」と言うのは心苦しいのですが。

この怪しい依頼が目的とするところは、おそらくインターネットビジネスへの勧誘。それらはマルチ商法やアフィリエイトビジネス等への勧誘と思われます。※アフィリエイト自体は悪質なビジネスではありませんが、なかには悪質な商材を売りつけるケースもあるので注意が必要です。

今回はそういった怪しい依頼見分け方についてお話させていただきます。

 

怪しい勧誘メッセージはこんな感じ!例文を書きました

スパイのイラスト

こういった怪しい話は、私がメインで使用しているランサーズ等のクラウドソーシング内のメッセージ機能でやってきます。つまり、スパムメールが届くわけです。例えば下記のような文章が届きます。色眼鏡なしにまずは読んでみてください。あなたはどう感じるでしょうか。

突然ですが、あなたは日常生活に息詰まることはありませんか?

私〇〇もかつては日々を忙しく送り、休日になると堕落して過ごし、時間を無駄にしてきました。何かに一生懸命になることも、何かに心が踊ることもありませんでした…。

しかし、あるお仕事を知った瞬間から私は変わりました。生活には余裕ができ、余裕ができたおかげで自分のやりたいことも見つかり、日々が輝き始めたのです。

この体験を自分1人のなかにとどめておくのはもったいない気がして、今回あなた様にご連絡させていただきました。

お金に困っている、やりたいことが見つからない、何かを変えたい。そう思われていらっしゃるようなら、下記リンクから「無料のマニュアル」をご覧ください。

マニュアル:https://www.○△×□☆.com

ざっくり言えばこんな感じですね。どうですか?これパッと見で「怪しい」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、「こんな美味しい話があるならマニュアルだけでも見てみようか…」と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか?別にそれはおかしいことではありませんので、ご安心ください。

クラウドソーシングを始めて約4年が経とうとする私であれば、怪しいと気付けると思います。クラウドソーシング以外にも様々なインターネットビジネスを知っているため、良い側面も悪い側面にも知識があるからです。

でも、クラウドソーシングを始めたばかりで、特にインターネットビジネスに詳しくない方であれば、気付くことが難しいかもしれません。上記の例文はいかにも怪しくわかりやすく書いたものの、この例文とは違い言葉巧みに上手に誘ってくる場合もありますので…。

しかも、それらは運営の規約をすり抜け、普通の仕事同じように勧誘してくる場合もあります。わかいにくいこともあるんです。だからこそ、こういった怪しい話や依頼の見分け方は知っておくべきでしょう。


 

怪しいメッセージ(スパム)は機械学習で削除!ランサーズの取り組み

私がメインで使用しているクラウドソーシングサイト、「ランサーズ」では下記のような取り組みを行っています。

Lancers社におけるスパムメッセージに対する取り組み

これまでランサーズでは規約に則り、怪しいと思われる依頼やメッセージに対しては通報機能等利用しながら対処していたことが多いように思われます。※私個人の感覚では。

しかし、2017年にスパムは大幅に増加。これを受けランサーズでは「機械学習を利用したスパムの検知」をパワーアップさせました。これにより、スパムの検知と削除がよりスムーズになりました。

それ以来、こんなことがありました。私が「あ、変なメッセージ届いているなぁ」思いランサーズを開いてみると、その時にはすでにランサーズ側で削除してくれていたのです。目に触れないおかげで怪しい話に巻き込まれることも、不快になることもない…。ありがたいですね(笑)。

でも、そういった機械学習やランサーズ(運営)側の対策をかいくぐってくる怪しい依頼も存在しているのです。

 

怪しい依頼は紛れ込む!見分け方は5つのポイント

運営側がいくら対策をしようとも、その対策をくぐり抜けてくる怪しい話、怪しい依頼というのも存在しています。対処をくぐり抜け多くの利用者とやり取りを進めていくなかで、「あ、これダメなやつだ」とトラブルに気付いてしまうことがあるわけです。これは避けなくてはなりません。

ここでは、私が過去に遭遇した怪しい依頼の特徴を記載します。ここで紹介する事柄にあてはまることが多い依頼には注意してください。※特定のクライアントさんを誹謗・中傷するものではありません。あくまで一例としてご参考ください。

 

1,やけに高単価な依頼

山積みの金貨のイラスト

依頼が高単価であること自体は何も問題はありません。むしろお仕事をもらう側としては喜ぶべきことでしょう。※ここでいう高単価は時給、文字単価の双方を指します。

しかし、なぜ高単価にあるのかを考えてみる必要はあるでしょう。

なぜなら、高単価には「十分な働きに対する対価」という考え方の他に、「多くの人の注目を集めたい」という考えがあるからなんですね。怪しい話を持ちかけてくる人が狙っているのは後者で、そこに働きに対するねぎらいの意思はなかったりします…。

数撃ちゃ当たる…、単に頭数を集められれば良いと考えていル場合があるのです。

 

2,詳細の書かれていない依頼文

依頼には通常、プロフィール・仕事内容・提案文に記載してほしいこと・本数・単価などが記載されています。ただ、こういった情報の記載がない、もしくは詳細が書かれておらず、前述したような勧誘セリフだけが載っていることがあります。

「いやいやまどろっこしい勧誘はいいから、詳細を教えてよ」というのが正直なところですが、そんなこと向こうは気にしていません。そうやってまどろっこしいと思う方と、まどろっこしいと思わない方とをふるいにかけているからです…。

 

3,登録間もないアカウントでの依頼

パソコンに熱中する女性のイラスト

依頼へ提案する際は、依頼の内容の他にもクライアントの情報を確認する必要があります。

かつての私もそうだったのですが、依頼内容だけ見て応募した結果、トラブル続き。よくよくクライアントさんの情報(評価・プロフィール)を見てみると問題を連発させている方だった…なんてこともあります。

そんなことを防ぐためにも、安心できる情報を記載しているアカウントであるかどうか、登録してから時間が経過しているアカウントで、実績のあるクライアントさんであるかどうかをチェックしてみてください。

スパムを送ってくるようなクライアントさんは、俗に捨て垢と呼ばれるアカウントを使用していることがほとんどです。

 

4,とりあえず電話・Skypeで話そうというクライアント

悪徳商法のイラスト「電話勧誘」

実績がなくてもパッと見では依頼内容に問題がなく、実際に打ち合わせが進んでいるクライアントさんがいたとします。しかしその打ち合わせの段階で、「とりあえず電話かSkypeをしよう」と言ってくるクライアントさんには注意が必要です。

もちろん、話した方がスピーディーで信頼関係を築きやすくなる場合があるのは理解できます。ただ、トラブルにならないためにも事前の確認は必要です。

私がやっている確認は、

  • 依頼内容(仕事内容・報酬等)の確認
  • レギュレーション等の要求
  • 掲載予定のブログやクライアントさんの簡単なプロフィールの要求 ※可能であれば

などです。どうでしょうか?私めんどくさいやつでしょうか?(笑)。

でも、スパムが増えている今、事前にある程度の情報もなしに知らない人と飛び込みで電話したくないじゃないですか…?やっぱりある程度はどんな依頼か、どんな人か知った上でないと怖いです。

それに電話やSkypeは証拠が残りません。そのなかで怪しい勧誘されたとしても、怪しい口約束がかわされたとしても。トラブルになった後にそれらを証明することって難しいんですよ…。

だからこそ、事前に双方の確認をする必要はあるでしょう。その方が打ち合わせも安心しながら進めていけますし。

 

5,要望や質問への完全無視

舌打ちする男性のイラスト

私が前項で紹介した確認を、オンライン上で要求したとしましょう。にもかかわらず、「いやいや電話した方が詳しく教えられますので!」と無視を決め込むクライアントさんには注意が必要です。

こうした要望は質問は依頼文の欄でも送ることができますよね。ランサーズの依頼文には質問機能がありますから。

でも、そうした質問への対応もなし。メッセージで直接聞いても教えてくれない。「とりあえず電話かSkypeで話そう」と言う…。これはもうに近いグレーだと私は思っています。

そしてこちらが「いえ、まずは資料をくださらないと…」言うと、「では結構です、スピードを命としておりますので」と冷たく突き放す、あるいはそれすら無視する場合はもうでしょう。ちゃんとしたお仕事の場合もあるかもしれませんが、こういった方とは後々のトラブルが心配です…。

 

誠実な依頼と誠実な仕事の下に、良いものが生まれる

話し合う人たちのイラスト

いかがでしたでしょうか。こういった依頼見たことあるよという方、ゼロではないと思います。

私は約4年間クラウドソーシングをやってきて、怪しい話や怪しい依頼には数多く遭遇してきました。そのたびに完璧に回避(無視)できることもあれば、頭を突っ込んじゃったこともあります…(笑)。話を聞いてみて、「うわーこれアカンやつや!」と後から気付くパターンのやつですね。

こうした経験はどんな人にも起こりえます。いくら注意したとしても、意図せずして巻き込まれることもあるでしょう。

大切なのは、そういった怪しい話に巻き込まれかけたとしても、実際の被害に繋げないこと、それを広げることを許さないことです

怪しい依頼を見つけた場合は変に接触せずに、そのクライアントさんの情報を確認する。ランサーズ(運営側)に問い合わせをしてみるといったことをしてください。

ランサーズのスタッフさんはお仕事がとっても速いです!(笑)。そういった怪しい依頼を野放しにはしません。あなたが問い合わせをすることで、被害を受ける方を守ることに繋がるかもしれませんよ。

そもそもはこういう怪しい依頼がないのがベストなんですけどねー!もう難しいんですかね。

私は「誠実な依頼と誠実な仕事の下に、良いものが生まれる」と信じています。これからもそんな出会いが多くの方に訪れることを、心から祈りたいと思います!




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