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私は「新卒フリーランス」のライターとして生きています
こんにちは、母子家庭育ちのライターです。※私(どん兵衛)のツイッターアカウントはこちら、お気軽にフォローくださいね。
私はライターとして活動していますが、実は新卒フリーランスにてライターをしています。大学卒業時に一般企業への就職はしていません。
この私の選択には、「無鉄砲過ぎる」、「お金の問題は大丈夫なの?」という声も寄せられました。
しかし、この選択は、そういった私の無鉄砲さや金銭的な問題を抜きにして考えた時、「私が母子家庭育ちであることに影響している」とも思えました。
今私がこのようなブログを書いているのも、母子家庭育ちであるがゆえです。
前置きが長くなりましたが、今回はそんな私の身の上話です(笑)。「母子家庭育ち」×「働き方」×「家族のあり方」をテーマにお送りしていきます。
離婚は父のケアができていなかったせいだとも思う
すでに別の記事でも書かせていただいたのですが、私の母が離婚した直接の原因は、私の父の母である「祖母(姑)との関係の悪化」が直接の原因です。
その関係の悪さは、当時小学生~中学生の私が見ていてもはっきりとわかるほどで、この時の経験は私のなかで色々とトラウマになりました。※当時のトラウマ体験については、こちらの別記事:【親の離婚前バージョン】母子家庭の私が抱えたトラウマ3つと希望をご参考ください。
祖母自身が母を辛い環境に置いたのは事実ですが、この祖母、つまり自分の母に何も言えなかった私の父にも原因があると思っています。
言い方を変えれば、「父は祖母を放っておいたままだった」=「母のケアができていなかった」ということになります。
両親の離婚当初はここまで頭の回らなかった私ですが、大人になった今思えば、
「父よ、もう少し母のために何かしてあげられたんじゃないか…?」とも思うわけです。たまにですが、このことを思い出してすごく憂鬱になります。
母子家庭育ちの私は「父とは違う」と言いたい
ここまで書くと、私が父を恨み切っているようにもとれるかもしれないのですが、そういうわけではありません。父の性格上、そういうことができなかったというのもわかりますし、今になってはもう終わったこと…。どうすることもできません。
大事なのは私がこの経験をどのように考え、どう自分の人生に活かしていくかだと思います。
特に就職活動時には色々なことを考えました。企業選びの時には、おそらく下記のようなことを考えると思います。
- やりたい仕事ができるか
- 収入がしっかりあるのか
- 勤務地はどこなのか
- 休みはあるのか
などです。
しかし、私が就職活動の時に考えていたのは、
という点だけでした。
フリーランスの柔軟さで妻と子どもをケアしたい
会社勤めにしても、フリーランスにしても、それぞれで得られるメリットやデメリットは違います。世の中には「会社勤めなんてクソ」、「社畜なんて終わり」といった考え方をする方もいますが、私はその考えは少し極端かなと思っています。
フリーランスにはフリーランスなりの苦労もやはりあります。多くの方が重きを置くであろう「安定」はありません。
しかし、フリーランスは柔軟です。いつ働こうが、いつ休もうが自由です。
私の場合はライターをメインにフリーランスができています。納期(締め切り)に追われる時期はありますが…。
柔軟な働き方、休み方ができる分、家族へのケアも柔軟に行えると思っています。
子どもの体調が悪い時には妻(母親)の代わりに面倒を見たり、一緒に公園に遊びに行ったり、参観日に行ったり…。
妻がリフレッシュしたければ、自分の平日の昼間人の少ない時間帯にどこかに出かけたり、代わりに家事をしたりしてあげたい。そんなことを結婚してもいない大学時代からずっと考えていました(笑)早過ぎるんですかね…。
もちろん、会社勤めを経験してからフリーランスになることも考えましたが、それだと守りの姿勢に入っている可能性もあるなぁ…と。もし結婚などをしていたら特に。
だったら、身軽な新卒のタイミングの方が思い切った行動をとれると思いました。
まとめ:会社勤めだから無理とは思わない&子どもの決断の自由
私の父はフリーランスではなく、会社勤めでした。働くという観念にかんしても保守的といいますか、「フリーランスなんて綱渡りだ、やめとけ」という考えに近かったと思います。
ただ、父が会社勤めだから私の母のケアができていなかったというわけでは、もちろんありません。父は父なりの性格上、ケアができていなかったように思います。
ですが、私は私なりに考えた結果、フリーランスであることの方が家族へのケアがしやすく、自分らしく生きられると思いました。
私に限らず母子家庭育ちの子ども…、いえ、子どもは誰しも、親のあり方を見て自分の生き方を決める瞬間がやってきます。
その決定に正解も不正解もありません。
ですが、もしこの記事を読んでくださっている親御さんのお子さんが、「こう生きたい」という決断をされた時には、どうか応援してあげて欲しいなと思います。その決定がたとえ両親とは違ったものでも良いと思います。