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子どものことを考えれば、離婚&母子家庭はダメなのだろうか?
こんにちは、母子家庭育ちのライターです。※私のツイッターアカウントはこちら、お気軽にフォローくださいね。
世間では母子家庭の割合が増加傾向にあるものの、まだまだ母子家庭に対する見方は厳しいのが実情です。
「母子家庭は大変でしょう」という心配の声のなかには、時折「かわいそう」といった蔑むような感情が込められていることもしばしば。このことについては、別記事:【よそはよそ、うちはうち】「母子家庭かわいそう」と言われた私の気持ちで書かせていただきました。
その時には主に子どもの視点から、「母子家庭はアリなのか」といったことを掘り下げたのですが、今回はもう少しお母さんの気持ちに寄り添ったお話をしたいのです。
本当に「子どもにとって母子家庭ってダメ」なのでしょうか?
本当に子どものためになるのでしょうか?
離婚を思いとどまらせるのは子どもの存在
出会った当初や結婚した当初は強かった夫婦の繋がりも、時間を経たり何らかの事件が起きることにより、その繋がりが弱くなることはやはりあり得ます。
繋がりが弱くなったとしても、夫婦関係を継続する方もいれば、きっぱりと離婚を決断される方もいるでしょう。
とはいえ、離婚することに多くの方が足踏みをしてしまうのは、「子どもの存在があるから」なのではないでしょうか。
子どもにはお父さんの存在が必要
子どもに辛い思いをさせたくない
子どもを育てるだけのお金がいる
こういった事情から、やむにやまれず離婚できない方も多いはずです。
お母さんの無理は子どもにも伝わってしまう
離婚したくても離婚できない。しかも、このやるせなさを誰かに相談することもできない。
そんな孤独感は、お母さんを少しずつ、確かに苦しめていきます。私の母がまさにそうでした。
私の母は悪化していく姑との関係に耐えかね、行き先を告げず1人で外出するようになったり、子どもの顔からでもわかるほど疲れた表情をするようになりました。
そして「お母さん今大変なんだ…」とポツリとつぶやいたのです。
当時小学生だった私にも母の置かれている状況や、精神的な苦痛は身にしみるほど感じていました。そして私もそんな母を見て、悲しく、寂しく、辛い思いをしました。
離婚してからの母は明るい!そして、子どもの自分も明るくなった
そこから数年後。離婚してからの母は、見違えるほどに明るく、生き生きとした表情をするようになりました。
そんな生き生きとした母を見ていると子どもである自分も明るくなりました。
離婚してから大変なことももちろんありましたが、子どもの私にとっては母が生き生きとしてくれていることの方が幸せでした。
こんな言葉は、自分たち母子家庭の親子とは、無関係な人間が勝手に言っていることです。親子の幸せはその親子が掴み取るものであり、その幸せの基準もその親子が決めることです。
まとめ:「よそはよそ、うちはうち」、親子で考えたい幸せの形
冒頭でご紹介したこちらの記事にも書かせていただいているのですが、「よそはよそ、うちはうち」。この言葉を大切にしていただきたいなと私は思います。
もう一度考えてみてください。
本当に、
母子家庭ってダメなんでしょうか?
母子家庭が幸せになれないのでしょうか?
母子家庭の子どもはかわいそうなのでしょうか?
いえいえ、そんなことはないはずです!母子家庭育ちの私が断言します!
周囲の目や固定観念にとらわれることなく、じっくりと「幸せの形とはなんなのか」を考えていただければと思います。