目次
- 1 これで大丈夫!よくあるクラウドソーシングの記事の書き方をご紹介します
- 2 記事を書く前の注意点とポイント!これを押さえれば怖いものなし
- 3 いざ例文!どこでもドアを商品PRしてみます
- 4 まとめ:これが正解ではありません、少しずつ感覚を身に付けていきましょう
これで大丈夫!よくあるクラウドソーシングの記事の書き方をご紹介します
こんにちは、母子家庭育ちのライターです。
今回は私のライター仕事で使っている、「クラウドソーシングの記事の書き方」をご紹介します。
母子ログでは、クラウドソーシングを「母子家庭のお母さんにもおすすめのお仕事」としてご紹介してきました。※クラウドソーシングに関する過去の記事はこちらからどうぞ!
ですが、実践的なお話はまだしておらず、
結局クラウドソーシングでライターをする時ってどんな記事を書くの?
なんで記事を書いてお金が発生するの?
書き出しからわからないんだけど?
という疑問があったかと思います。今回のお話はそういった問題を解決するためにも書きます。そのために『どこでもドア』に関する例文や様々なチェックポイントをご紹介しながら、わかりやすく、だけど深く、じっくりとご説明していきますよー!
記事を書く前の注意点とポイント!これを押さえれば怖いものなし
それでは例文を紹介する前にいくつかのポイントや注意点をご紹介していきます。「そんなのどうだって良いよー」という方も、一旦読んでおいてください。
私がメインで利用しているクラウドソーシングはランサーズ
まず話の前提としまして、私が使っているクラウドソーシングサイトのメインはランサーズです。
ランサーズに関する解説記事はこちらの別記事:【私も経験者】母子家庭でもできる副業はクラウドソーシング などをご参考ください。
ランサーズはクラウドソーシング業界でも大手で取引されているお仕事の件数や、ランサーズのみで生計が立てられている方が多いのが特徴です。登録は無料で簡単にできますので、まだ登録できていない方やクラウドソーシングを初めて知った方はぜひ一度覗いてみてください。
だからお金が発生する!クラウドソーシングはアフィリエイトの切っても切れない関係
まず「クラウドソーシングで記事を書くとどうしてお金が発生するのか」を説明させていただきます。
クラウドソーシングでは色々なクライアントさんに記事を納品します。納品された記事はそのクライアントさんの所有しているブログやサイトに掲載されます。
皆さんがこういったインターネット上のブログやサイトを見ている時を思い出してみてください。色々な「広告」や「購入はこちらから」といったリンクの存在に気付くことはありませんか?これがいわゆる「アフィリエイト」という広告事業になります。
このようなアフィリエイトの広告事業には大きく分けると
- 広告をクリックするだけで、広告の提供元からお金が発生するもの=クリック型広告
- 商品のリンクをクリックし、そこから商品が購入されること(コンバージョン)でお金が発生するもの=成果(成功)報酬型広告
の2つに分けることができます。
つまり、インターネットに存在するブログやサイトの記事を見ることでお金が発生するというよりは、その記事に付随する広告によってお金が発生しているのです。ブログやサイトを運営する人が存在しているのも、それによって生計が立てられているのもこのような広告の仕組みがあるからなんですね。
そして、クラウドソーシングサイトで「〇〇の記事を書いてください」という依頼を出しているのは、こういったブログやサイトの運営者であることが多いです。クラウドソーシングとアフィリエイトは切っても切れない関係にあるので、このような広告の仕組みをライターは知っておく必要があるでしょう。
4年やってきてわかった!書く記事は商品PR系の記事が最も多い
※上の画像はランサーズでの私の評価数(実績数)です。
これはクラウドソーシングを4年間やってきた私の感覚でしかないのですが、クラウドソーシングでやり取りされているお仕事の多くは「商品PR」系の記事です。
クライアントさんが出してくる仕事の依頼タイトルとしては、
あなたのおすすめの育毛剤を紹介してください
あなたが日頃使っている化粧品の良いところを写真つきで紹介してください
あなたが使って良かった転職サイトをレビューしてください
などがありますでしょうか。
このような商品およびサービスをPR(宣伝)する記事はとても多く、前項のアフィリエイトなどにも多数登場してくる商材であることを知っておきましょう。
ですから私が今回ご紹介する記事の書き方も、商品PRの記事の書き方です。
AIDMAの法則!読者のニーズと行動の過程を探ろう
後の例文にもつながってくる話なのですが、皆さんは「AIDMA(アイドマ)の法則」というものをご存知でしょうか。
このAIDMAの法則は、「消費者(記事の読者)が商品を買う時の思考(購買心理)が変化していく過程」を示したもので、後述する英単語の頭文字から成っています。クラウドソーシングでよく書く商品PR記事もこのAIDMAの法則に則って書くことが多いです。ここではそれぞれでライターが考えるべきことをざっくりと押さえておきましょう。
1,Atention(注意):消費者の興味関心(注意)を引くこと
2,Interest(興味):消費者に関係のある話(物)であることを教えること
3,Desire(欲求):消費者に欲しいと思わせること
4,Memory(記憶):消費者の印象を強くさせること
5,Action(行動):消費者に商品を買ってもらおう
記事を書く前のチェックポイントまとめ!よく調べ、よく想像しよう
前稿のAIDMAの法則に絡めて以下のポイントも押さえておく必要があります。皆さんが記事を書く時に、以下の事柄が含まれているか、以下の事柄を踏まえてから記事を書けているかをチェックしておきましょう。簡単にまとめてみましたので、ご参考ください。
- 記事にゴールがあることを知る→商品PR記事にはアフィリエイトという需要があり、コンバージョンさせるのがゴールである
- 商品の概要を良い部分も悪い部分もチェックする→表面上に出ている部分はもちろん、自分でその他の部分も想像をしてみることを忘れない
- ライターが商品を実際に使用してから記事を書くに越したことはない→クライアントさんから商品を提供してもらえる場合は提供してもらおう
- 商品を使用する消費者の視点に立つ→どうしてその商品を必要とするのか、どんな場面でどう悩んでいるのか、何を使えばその悩みを解決できるのかetc…
いざ例文!どこでもドアを商品PRしてみます
それではいよいよ例文です。
今回は商品PR記事として、『どこでもドア』をPRする記事を書いてみます(笑)。
誰でも知っている商品?なので、わかりやすいと思い採用しました!本当は消費者(読者)があまり知らないような商品の例文をご紹介したかったのですが、ちょっと話がややこしくなるので、今回はスルーでいきます。
途中途中でストップをかけ、前述のAIDMAに関する補足も付け足していきます。随時確認しながら見ていきましょう。
それではどうぞ。
記事タイトル:【一瞬】どこでもドアで会いたい人&行きたい場所に楽々移動!
皆さんは「大好きなあの人に今すぐ会いに行きたい」、「今この瞬間にハワイのビーチで泳ぎたい」と思ったことはありませんか?でも、こんな理想は頭のなかで思い描くだけで、普通実現は無理ですよね?
しかし、〇〇社が発明した『どこでもドア』ならその理想も実現可能なんです!当ブログでは、そんなどこでもドアの驚くべき魅力や機能の情報をいちはやくキャッチ!皆さんにわかりやすくお届けしていきたいと思います。
はい、ここで一旦ストップです。
まず冒頭の記事タイトルですが、ここはAIDOMAの法則のうちでいうと「Atention(注意)」にかかわってくる部分です。タイトルは通常30文字程度で書きます。「一瞬」、「会いたい人」、「行きたい場所」、「楽々」このような言葉で消費者の注意を引いています。誰でも「早くできること」、「楽々にできること」というのは魅力で、興味が湧きますよね。
そしてその下にある文章が「リード文」というものです。これは、本文に入る前のあらすじとしての役割を果たしています。リード文は記事全体の文字数にもよりますが、1200文字の記事であれば150文字~200文字以下。つまり、全体の文字数の1割程度を目安で書くようにしましょう。
はい、それでは本文にいきましょう。次からは見出し&本文、見出し&本文、というのが続いていきます。
見出し:どうしてこんな所に?今自分がいたい場所はここじゃない…
人間は誰しもが時間と場所に縛られながら生きています。それは生きていく上では仕方のないことで、多くの方が我慢をしながら生活していることでしょう。
でも、その時間と場所に縛られることは我慢できても、自分という存在がその場所を移動する手間や消費される時間をなるべく無駄にしたくはありませんよね?
電車だってバスだって、まずは駅やバス停に行かなくてはなりません。そして行ったら行ったで満員の人混みに揉まれ、嫌な思いをしながらの移動を余儀なくされます。人間が移動するということには、このように様々な「面倒くさい」、「疲れる」が伴うわけです。これ、どうにかしたいですよね…。でも、どうにもできない。それがこれまでの私達でした…。
はい、ここでストップです。
この見出しと本文はAIDMAの法則のうち、「Interest(興味)」にかかわってくる部分です。
移動は面倒で疲れるものであるというエピソードを展開することによって、消費者に共感してもらうことを狙っています。「あー、それそれ!わかるわかるー!」というやつです。
共感してもらうことによって消費者の興味を引き出し、後々の記事も読んでもらうことを目的としているというわけです。
はい、それでは次いきます。
見出し:ここが凄い!どこでもドアはドアを開けるだけの楽々移動!
どこでもドアが凄いのはなんといってもそのお手軽さです。あなたがどこかに行きたいと思った時、どこでもドアを目の前に置き、その取っ手を引くだけでOK。あとはドアをくぐればそこはあなたが行きたかった場所になっているのです…!
さっきまでは面倒な上司と話していたのに、今では大好きな彼氏の部屋。さっきまでは自宅だったのに、今ではハワイのビーチ。ドアをくぐるだけであなたが会いたかった人がいる場所、あなたが行きたかった場所に到着しているのです。こんな不思議なこと、普通のドアじゃできませんよね。
はい、ここでストップです。
ここはAIDMAの法則のうち、「Desire(欲求)」にかかわる部分です。
どこでもドアの具体的な使い方や使用するシーンを紹介することによって、読者に「そんなことができるなら欲しい!」、「凄い商品だ!」と思ってもらうことを狙っています。
はい、それでは次いきます。
見出し:全のび太くんが大絶賛!どこでもドアは皆の味方だ
いつでもどこでも好きな所に行けるどこでもドア。
このどこでもドアは世界数十ヶ国で販売されており、多くの子どもたち(のび太くん)を救ってきました。その声は今でも続々と届いています。
「ジャイアンから逃げる時に間一髪で切り抜けられた!」
「0点のテストをもらってうんざりしてたけど、家に帰ってすぐにハワイ行き!憂さ晴らしになったよ」
「しずかちゃんと世界一周旅行を1日でできたよ」
このようにどこでもドアは、皆さんの移動を力強くサポートし、様々な悩みを救ってくれる素晴らしい道具なのです。数十分、数時間、数日の移動も、手間のかかる移動疲れもありません。どこでもドアが提案するのは、文字通り「どこでも」一瞬に行える移動です。
はい、ここでストップです。
この見出しと本文は、AIDMAの法則のうち、「Memory(記憶)」にかかわる部分です。
ここでは、どこでもドアを利用していた方の口コミを掲載することにより、「どこでもドアが凄いものなんだ」、「たくさんの人から評価を得ているんだ」、「実績があるんだ」ということを消費者に印象づけたいんですね。
こうすることにより、消費者の買いたいという感情を強くするだけでなく、記憶に残すことを狙えるというわけです。
はい、それでは次いきます。
見出し:今ならもう1台ついてくる特別価格!どこでもドアは1人に1台の時代へ
どこでもドアは世界でもトップクラスの科学者が集まり、研究に結果を重ねた結果完成したひみつ道具です。彼らの苦労たるや想像を絶するものであったことは間違いありません。これだけ凄い発明なのですから…。
しかし、それから時は流れて半世紀後の現在。〇〇社によるどこでもドアのノウハウは蓄積され、元々の機能はそのままに、大量生産をすることが可能になってきました。そのおかげで私達一般の家庭の人にも手が届きやすくなりました。
今ならその価格は1台〇〇〇〇〇〇円(税込み)の特別価格。しかも、2台買うともう1台ついてきます!さらにはどこでもドアのカラーリングのカスタマイズ、ドアノブのスペアという特典までついていきます。
いつでもどこでも行きたい場所へ…。ぜひこの機会にどこでもどこでもドアを手に入れませんか?どこでもドアのご注文はこちらから。
はい、ここでストップです。
この見出しと本文はAIDMAのラストである「Action(行動)」にかかわる部分です。
消費者の「買う」という行動の道筋を示すとともに、プラスαの魅力(特典)も紹介することによって、より購買につなげやすくすることを狙っています。
はい、それでは次はまとめです。
まとめ:どこでもドアは誰にでも買いやすい夢のひみつ道具
いかがでしたでしょうか?
今回ご紹介したようにどこでもドアは、私達の生活に欠かせない「移動」という行為をより簡単で楽に、一瞬のものにしてくれる夢のような道具です。
世界の叡智が集まって作られたこのひみつ道具は当初は入手しづらいものでしたが、研究の積み重ねにより誰でも入手できる時代となりました。
あなたの「あの人に行きたい」、「あの場所に行きたい」をいつでもどこでも徹底サポート。それがどこでもドアです。
(終)
はい、ストップです。
このまとめは文字通り文章の締めくくりです。
これまで紹介してきたどこでもドアに関する話を総括し、話を完結させます。1200文字の記事であれば、200文字程度がおすすめです。
まとめ:これが正解ではありません、少しずつ感覚を身に付けていきましょう
いかがでしたでしょうか?今回の記事、私なりに話を噛み砕いて、わかりやすく紹介したつもりでいます(笑)。何か疑問やわからないことがある場合は、私のツイッターアカウントへのリプライや、本記事へのコメント、ご意見入力フォームで教えてください。何でもOKですよ!
私が前置きしたように途中途中で「うざったいなぁ」、「いかにも宣伝じゃん」と思われる方もいらっしゃったかもしれませんが、クラウドソーシングでよくある商品PR記事というのはこんな感じなのです。
皆さんの言いたいこともわかります。私もこの問題に「う~ん、う~ん…」と頭を抱えてはいるのですが、市場がこうなんだから仕方ないんです…。クラウドソーシングのライターはクライアントさんの需要に応えてなんぼなのです…。
もちろん、そこから頭一つ抜け出してくるライターさんの文章というのは、こういう宣伝くさい文章じゃないかもしれません。ただ、こういうテンプレート(雛形)があるという事実は知っておいてください。
ライターを続けていくに連れ、クライアントさんが求める以上の記事を作る必要も出て来るでしょう。「もっと好きに書いてくれていい」、「オリジナリティを出してほしい」と言われる場合もあるでしょう。そうなったら、自分の積んできた経験でそれなりのオリジナリティを出していかなくてはなりません。
しかし、まずは基本を押さえておかなくては、オリジナリティは間違った方向に向かってしまいますので注意が必要です。
ライターは日進月歩…。まずは基本を押さえた上で感覚を磨き、徐々に成長していくものなのです。長くなりましたが、現場からは以上です!
はい、ということで…