【なぜ許す?】母子家庭の子ども(私)が父親に会うのを認めた母

フェンスと肩車をした親子の問いかけ




自分の子どもを父親に会わせますか?

こんにちは、母子家庭育ちのライターです。※私のツイッターアカウントはこちらです、お気軽にフォローください。

私は中学生の頃から母子家庭となりましたが、父親との交流や接点がゼロになったわけではありませんでした。今でも繋がりはあります。

今回は「どうして今でも私がに会うのか」、このことをはどう思っているのか」について話していきます。

たぬぽん
えぇ?母子ログ運営者のどん兵衛さんは、お父さんに会っていたの?
きつねん
お母さんは不安にならなかったのかしら?
たぬぽん
そうだよね、そう感じるのも無理はないと思うんだ。でも、お母さんがそれを認めた理由も、どん兵衛さんが会おうとした理由もあるはずなんだ…。

 

母子家庭の私が父と会うのは、「通知表を見せるため」がスタートだった

通知表のイラスト

別の記事でも説明していますが、私の両親は親同士の不仲で離婚したわけではありません。※このことについては、別記事:【自己紹介とご挨拶】運営者は母子家庭で育ったライターですをご覧ください。

父の母(姑)と私の母(嫁)との関係の悪化が根本的な理由です。

ゆえに私たち親子は絶縁関係になったわけではありませんでした。母と父との間に交流はありませんでしたが、私(子ども)と父の間には繋がりがありました。

最初のうちは学校の通知表を見せることを理由に会っていました。つまり数ヵ月に1回くらいですかね。

何の前触れもなくふらっと父と祖母が住んでいる家に行き、通知表を見せに行く。そして、当時中学生だった私は、携帯電話を持っていたため父とアドレスを交換しました。

アドレスを交換したからといって特別メールをするわけでもなく、何となく通知表を見せに行く。そして学校であった話をネタに雑談をする。

別にどこかに出かけるわけでもありません。

すでに成人をした私ですが、今でも時々父と会っています。そこでもやはりどこに行くでもなく、雑談をするかお菓子を食べるか。何なんですかね、これ…。

 

私が父に会う理由は、認めたくない深層心理にある?

広場での親子

私自身、子どもの頃に父に会っていた理由、大人になった今でも父に会う理由はわかりません。

父は母に養育費を払うでもなく、何か特別に気をかけてくれていたようにも思えません。

私が久しぶりに遊びに行ったところで、お小遣いをくれるわけでもありません。ただ、別れて距離を置いただけ。ひどい話、久しぶりに会う親戚のおじさんなんかよりも、不親切なわけですよ。

それでも私はなぜ父に会うのか。よく考えてみました。

すると、やっぱり「寂しい」、「男同士で話がしたい」という考えがあったようなんです。認めたくないんですが…。

母子家庭の私は母とのなかも良好です。同年代と比べてみてもよく話をする方ですし、一緒に出かけることも恥ずかしくありません。※思春期の母と息子の関係は、難しいことが多いですからね。

でも、やっぱり父とだから通じ合う話だとか、何となく父に会いたいという気持ちが私の層心理にあったのだと思います。認めたくないんですが…(笑)


 

父と会う私を母はどう思っていたのか

向かい合う母と娘

そこで気になるのが、「自分と別れた父と会う私に対して、母はどう思っていたのか」という点ですよね。

おさらいしておきますが、私の父は養育費も払ってくれない人です。※母が養育費を要求したわけではありませんが…。

私が遊びに行ってもお小遣いをくれるわけでも、面白い話を聞かせてくれるわけでもありません。

誕生日にやっと5000円を生身でペラっとくれるくらいの優しさです。※当時の私からすれば大金ですけどね。

しかしある日、母は私に言いました。

「別れても父親は父親。あなたが会おうと会うまいと、私は何も言わない。何も言わずに会いに行けば良し」。

他のお母さんはどうなんでしょうか。私がもし母子家庭のお母さんだとしたら、「別れた父親に自分の息子を会わせたくない」と思うはずです。なぜなら、「もしかすると、とられるかもしれない」と考えるからです。

これは私の母のケースであり、正解不正解はないと思います。

子ども自身が会いたいかどうかという気持ちは、できる限り尊重してあげた方が良いのかもしれません。しかし、必ず会わせてあげるべきだとも思いません。それぞれのご家庭でよく検討してみるべきでしょう。

その点から言えば、私の母は「単なる任主義」だったのかもしれませんね(笑)

ですが、その放任主義のおかげで、私は私なりの正しいこと、間違っていることを、自分で考えられるようになったような気がします。

 

まとめ:親権のある母親に方向性の決定権がある

私の場合は両親が離婚した後も父と会っていましたが、特別会う理由もありませんでした。

それでも会っていたのは、「私の父親を必要とする層心理」に原因があったのかもしれません。

しかし、お母さんがその深層心理に絶対応えなくてはならないということはありません。

汲み取ろうとする姿勢は必要ですが、お母さんにはお母さんなりの想いがありはずです。

それに、親権がお母さんにある以上、お子さんをお父さんに会わせるかどうか、あるいはどう育てるかという方向性を決める権利は、お母さん自身にあるのです。

今回の私の話は、あくまで1つのケースとしてお考えください。




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