目次
「親の理想像」に苦しめられていませんか?
こんにちは、母子家庭育ちのライターです。※私(運営者のどん兵衛)のツイッターアカウントはこちら、お気軽にフォローください。
突然ですが、「親の理想像」が皆さんにはありますでしょうか?家事や育児において、「こうありたい」、「こうすべき」という理想像です。
子どもとの時間を積極的にとる、毎食料理をしっかり作る、仕事でガッツリ稼ぐなどなど…。
こういった理想像は、おそらくどんなお母さんでも持っているものだと思うのですが、その理想像を型にはめてはいませんか?そのせいで、苦しい思いをしたり、無理したりしてはいませんか?
今回はそんな親の理想像を「自由に捉える」という考え方についてお話したいと思います。
「親の理想像」と母子家庭であることの後ろめたさ
母子家庭のお母さんは、どうしても「理想の親であることに一生懸命になりがち」な気がしています。
理想像の一例には冒頭にも挙げましたが、
子どもとの時間を多くとる
毎食料理を手作りする
仕事をしてガッツリ稼ぐ
といったことがあげられるでしょう。
でも、この理想像によって母子家庭のお母さんは肉体的にも精神的にもいっぱいいっぱいになってはいないでしょうか?
おそらく一生懸命になってしまう背景には、「母子家庭であることの後ろめたさ」というものがあるような気がしてなりません。
もちろん、母子家庭であるがゆえに「もっと頑張ろう」、「子どものために尽くさなきゃ」という強い意志やパワーが得られる場合もあるのですが、それでは消耗戦になってしまいがち。ゆくゆくは限界がきてしまう可能性も大いにあり得てしまいます。
ですから、母子家庭であることの後ろめたさを感じてしんどい思いをしているお母さんは、まずこの後ろめたさを気にしないようにしていただき、「自分なりの親の理想像」を追い求めるようにしていただきたいのです。
消耗しない「親の理想像」とは
親の理想像を高く持ち過ぎると、どうしても消耗戦になってしまうことは前項でお話させていただきました。それでは、消耗しない親の理想像って一体なんなのでしょうか。
今回、親の理想像という言葉を掲げていますが、そもそも親の理想像に正解はありません。
何が理想で、何が理想でないのかという決定は周囲の他のお母さんがするのではなく、それぞれのお母さんとお子さんの間で自由に判断すべきことなのです。
ですから、
子どもとの時間は多いに越したことはないのかもしれないけど、むしろ親がいない時間にも気を使ってあげるようにすれば良い
料理は全部手作りでなくてもいい。スーパーでお惣菜を買ったり、冷凍食品を使っても良い
仕事でガッツリ稼げなくても、最低限子どもと一緒に生活できるお金があれば良い
このようにお母さんそれぞれで視点を変えたり、無理をしたりせず、時には手抜きをするような、「自由な親の理想像」があっても良いと私は思うのです。
手抜きは悪じゃない!お母さんの事情を察する子どもたち
お母さんは子どものことに一生懸命になるあまり、どうしても自分のケアにおろそかになりがちです。そうなる前に前項で紹介したように、手抜きをしたり、自由な親の理想像を持ったりしても全然良いと思うのです。そうして生まれた余裕を自分のケアに使うことも考えていただけたらと思います。
そもそも、「お母さんの手抜きは悪じゃない」と私は考えます。
私の母は、随所で手抜きをすることを忘れませんでした。料理では冷凍食品を当たり前に使います。
こんな母に対して、母子家庭の子どもである私は不満を感じたことがありません。むしろ自分の母が仕事で忙しくしていることをわかっていましたから、「どうぞ手抜きをして楽をしてください」というスタンスをとっていました。
母子家庭の子どもって、意外とお母さんの事情を察しているものです。賢いんです(笑)
まとめ:親の理想像は自由です、誰からも怒られる必要なんてないんです
今回お話をさせていただいたように、親の理想像は自由なんです。誰からも怒られる必要も、いわれもないんです。
ご飯をちゃんと食べさせて、学校に行かせて、時々遊んであげる。これで十分なのではないでしょうか。
家事や育児を100%の力を注いでこなし続けるのは大変です。1人でやるならなおさらです。頑張り過ぎれば限界がきます。限界がくる方が大変な事態になってしまいます。
だからこそ、親の理想像はそれぞれのお母さんとお子さんで考えれば良いと思いますし、常に全力を注ぎ続ける必要ないでしょう。
手抜きOK、そんな考え方があっても良いのではないでしょうか。