【母子家庭Q&A】Q.母子家庭を掘り下げるのはタブー?A.本人次第

野原にいる女の子「うち母子家庭なんだよね」




母子家庭育ちが考える「母子家庭であることはタブー」なのか

こんにちは、母子家庭育ちのライターです。※私(どん兵衛)のツイッターアカウントはこちら、お気軽にフォローくださいね!

今回は「母子家庭であることを掘り下げることはタブーなのかということについてお話させていただきます。

皆さん自身、もしくは皆さんの周囲での母子家庭の位置づけを今一度考えてみてはいかがでしょうか。

きつねん
デリケートな問題だと考える人はやっぱりいるよね?
たぬぽん
でも、それは周りだけの認識って可能性もあるよね。母子ログのどん兵衛さんは、自分自身の母子家庭育ちというバックボーンを気にしてないみたいだし…。
きつねん
じゃあ、人によるのかな?うーん、難しいなぁ。

Q.母子家庭を掘り下げるのはタブー?A.本人次第

悲しむ子ども白黒

それでは早速回答を。

Q.母子家庭を掘り下げるのはタブー?

という問いに対しては、

A.本人次第

というのが答えです。身も蓋もない回答かもしれませんが、本当にこれが正解に近いと思っています。

私自身は母子家庭育ちであることを気にしてはいませんが、人によっては気にしている人もいます。そもそも母子家庭であることを知られたくもないという人もいるでしょう。タブー視までする必要はありませんが、線引はよく考えたほうが良いです。

なら、どうすれば良いのかですよね。


手段1,こちらからはふれない

男友達を励ましているイラスト
「もしかしするとこの人は母子家庭なのではないか」

そう感じることが私にはあります。これは私の母子家庭センサーで判別しているもので、その人とある程度の信頼関係さえ築ければ、結構な精度で当たると自負しています。※母子家庭センサーについてはこちらの記事をご覧ください。

ただ、そういったセンサーで母子家庭なのかもしれないと気付くことはあっても、無闇にこちらからふれない方が吉です。

理由は簡単。その人が母子家庭であることを気にしている可能性があるからです。気にしているかどうかとういうのは、私の母子家庭センサーでは判別できませんから、無闇に答え合わせをしにいくことはありません。

 

手段2,自分も母子家庭であることをこちらから話す

向かい合う母と娘

私自身は母子家庭であることを自分ではさほど気にしていません。人に言われて辛くなることはありましたが、自分的には「あ、うちって母子家庭なんだよね」とかなり軽く話せる方だと思っています。

だからこそ、もし相手とより踏み込んだ話をしたいと感じた時は、自分が母子家庭育ちであることを自分から明かすようにして、こういう環境で育ってきましたという話をするようにしています。母子家庭育ちであるというバックボーンから、私という人間が見えてくるものもあると思っているので…。そうすると向こうから「私も私も!」と話してくれて、深い信頼関係が築けることがあります。

こういうバックボーンに対する考え方は、私の日頃のライター活動でも活きています。私は感覚的に良いバックボーンも悪いバックボーンも、どちらも大切にしています。

寄り添うことができるのなら、タイミングをみて聞いてみる

もしあなたにとって大切な方が母子家庭育ちである場合、もしくは母子家庭育ちなのではないかと勘付いた場合、「その人の心に寄り添うことができるのなら、タイミングをみて聞いてみる」のも良いと思います。逆に興味本位だけで聞くのはNGです。その人が母子家庭育ちであること、そしてそれを聞かれることをタブー視していなくとも、そういった話題を雑に扱うという行動はやはりいただけないからです。

過去の経験をあなたと共有することで、その人の心の傷は癒やされ絆はより深まるかもしれません。相手の出方をうかがいながら、距離感に気を付けながら優しく話しかけてみましょう。

タブー視するだけでは社会は変わらない

飛び跳ねる建築関係者

今の社会はタブー視していることが多くあります。皆がその事実に対して何らかの問題意識を持っていても、タブー視するだけでふれようともしない。そんな問題の数々が放置され続けています。

母子家庭で言えば「貧困」というのが大きな問題でしょう。私自身母子家庭育ちであるという事実に対してはタブー視はしておらず問題視していませんが、母子家庭の貧困は大きな問題だと認識しています。

母子ログでも母子家庭の貧困やお金にまつわる話を何度もしてきました。これは「母子家庭をタブー視している周囲の方が切り込まないのであれば、母子家庭で貧困を感じたことのある私自身が切り込む必要がある」と考えたからです。

私の言動1つで大きく救われる母子家庭の方がいらっしゃるかどうかはわかりませんし、むしろ何も変わらない可能性だってあるわけですが、「発信することを続けること」には小さいながらも意味があると思っています。

皆さんも今一度、自分にとっての「母子家庭」というものを考えてみてはいかがでしょうか。




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