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抱きやすいのは事実、母子家庭育ちの引け目
こんにちは、母子家庭育ちのライターです。※私のツイッターアカウントはこちら、お気軽にフォローくださいね。
中学生の頃から母子家庭の子どもとして育ち、すでに成人を迎えています。
小さい頃は母子家庭であることに、事ある毎に引け目を感じたこともありましたし、逆に感じなかったこともあります。
今回はそんな「母子家庭育ち(私)が感じる引け目の話」をさせていただきます。
定番中の定番、参観日&運動会はやはり辛かった?
母子家庭であることをまざまざと自覚させられるのが、「父親が来ることのない参観日&運動会」です。
私の両親が離婚したのは私が中学生の頃で、私自身は「中学生の参観日や運動会に、親は別に来なくていいでしょ」と思っていました。ですから、私自身は特別引け目を感じませんでした。
しかし、まだ小さかった私の弟(小学生)のことを思うと、私は涙が溢れたことがあります。
「もしかして父親が来ないことでからかわれているのではないか」
「弟は自分の境遇を呪いはしないだろうか」
そういった心配が私のなかでこみ上げてしまったのです。
大きくなってから弟に聞いてみたところ、「あぁ、特に大丈夫だったよ」と笑っていましたが…。
やっぱりここが一番の問題、進学に伴うお金のこと
両親が離婚してからの私は、高校・大学とどちらも奨学金を借りて進学してきました。
※奨学金に関することにつきましては、別記事:【母子家庭育ちが考える】奨学金で知らないと「ヤバい」3つのことをどうぞ。
子どもにかかるお金のうち、最もお金のかかる段階がこの進学だと思います。
母子家庭の私の家庭は、母が頑張って働いてくれてはいたものの、とてもお金に余裕があるとは言えない経済状況にありました。
私が進学するにも弟が進学するにも、「他の誰かからお金を借りるしか道はない」。この現実が大きくのしかかりました。そして今でも私は苦労しながら奨学金を返しています。※母子家庭の子どものための奨学金についての話は、また別記事でさせていただきます。
この現実を悟った時の私は、
「お金があれば生きていく上での悩みのほとんどが消えるんだ…」
「両親がいれば何の障害もなく、何の心配もなく、学校に行けるんだ」
そんなことを考えながら引け目を感じたといいますか、とても悲しくなってしまいました。正直なところ奨学金を返している今でも、経済的に厳しい時は思うことがあります。
ただ、それでも私の母を恨む気持ちはありませんし、進学することを選んだのは私ですから、私が頑張らなくてはいけないことはわかっています。
ですが、やはりお金問題は引け目うんぬん関係なしに、誰しも苦労する問題だなぁとつくづく思います。
家柄が気になる?付き合う相手との恋愛について
現在の私は20代前半ということで、社会的に見ればまだまだ若造です。
しかし、今まで何人かの女性とお付き合いをしてきて様々なことを勉強してきました。
学生時代は、「結婚なんてまだまだ先、今考えるようなことでもない」、と思っていましたが、学生時代を終えた今は、「結婚も視野に入れて付き合わなくてはいけないんじゃないか」と思うようになりました。
そして結婚を意識する上では、「ある程度は自分と相手の家柄のことを考えなくてはならない」というのが、世間一般の考え方なのかなとも思うのですが、皆さんはどうでしょうか。「私は母子家庭育ちと結婚なんて絶対NG」という噂を聞いたこともあるのですが…。
ただ、私個人に限って言えば、この家柄に関して「結婚に際して、母子家庭という家柄であることに引け目は感じていない」というのが正直なところです。
よほど大富豪な家庭の令嬢と付き合うならまだしも(笑)、「母子家庭だから結婚はNG」といった女性、家柄の人とは結婚生活を送ることはできないと思うからです。
ですから、どうか他の母子家庭で育った男性や女性にも、家柄で人を判断することのないような素晴らしい結婚相手を探して欲しいなと思います。
まとめ:母子家庭の引け目は自分の行動で変わることもある!
母子家庭育ち子どもには、何かしらの引け目を感じることがあるのは事実です。残念ながらこれを否定することはできません…。
しかし、その引け目を感じさせない、あるいは表に出させない、引け目を払しょくするほどに頑張っている子どもも大勢います。
大切なのは「自らの力や考えで決断と行動を積み重ねていくこと」です。これは母子家庭の子どもであろうとなかろうと、違いはないのかもしれませんね。