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母子家庭育ちが、一番苦労したことを考える
こんにちは、、母子家庭育ちのライターです。※私のツイッターアカウントはこちら、お気軽にフォローください。
今回は母子家庭の育ちの私が、「母子家庭で一番苦労したこと」について考えていきたいと思います。ぜひとも母子家庭でお子さんの将来について不安な方にご覧いただきたいですが、不安を煽るような形になるのも申し訳ないので、ここで「辞めとこうかな」と思った方は別記事をどうぞ(笑)
どうする進学!私が苦労したのは、やはりお金のこと
「やっぱりか」と思われても致し方ないのですが、母子家庭育ちの「私が苦労したのはお金」のことです。
私の父はお金をたくさん稼ぐような人ではなく、むしろ母の収入の方が多いんじゃないかというくらいだったのですが、だとしても離婚すれば単純計算で収入は1/2。
しかも私には兄弟がいましたから、その面倒を見つつお金を稼ぎつつというのは、母は大変だったに違いありません。当然、お金に余裕なんてありません。
特に進学をする上では、多額のお金が必要になります。大学進学ともなれば数百万円単位のお金がかかってきます。
これは、困った。
うちに、「よーし、大学に行ってこい!お金が俺が出してやる!」なんて、父親はそもそもいませんし、お金持ちの親戚もいません。
お金がないことはもちろんですが、この現実を受け入れること自体が、とてもしんどかったです。なんだろう…あんまり贅沢をしちゃいけないようなプレッシャーによるしんどさ、ですかね。
現れた奨学金制度!大学に行けたことで広がる可能性
我が家にはお金がないことを知った時、私が高校や大学に行くことができたのは「奨学金制度」があったからです。
奨学金を借りることで学費を払えて、学校に行けて、友達ができて、勉強ができる。そして、自分の将来の可能性を広げられる。奨学金制度がなければ、おそらく今の自分はないでしょう。
私は新卒フリーランスでして、大学卒業時に就職はしませんでしたから、学歴というものが他の方よりは大きな意味を持っていません。※まぁ、意味を持つほどの頭の良い大学にも行っていないんですが(笑)
だとしても、大学に行けたことで将来について考える時間の猶予をもらえた気がします。大学進学は私にとって間違いなく必要なことでした。
奨学金制度は悪か?問われる返還能力
私が使った奨学金制度ですが、私の場合は返還の義務があるものでした。つまり、奨学金とはいっても借金をしているのと同じ。しかも数百万円単位の、です。
近年ではこの奨学金を返せない方が増えており、社会問題化しています。
このことに対しては、
大学卒業時に数百万円の借金は高過ぎる。利子をどうにかしてほしい。
そもそも大学の学費が高過ぎる。
就職しても奨学金を余裕をもって返せるだけの給与が期待できない。
と奨学金制度そのものを批判する声がある一方で、
だったら大学に行くな。
借りたものは返すのが当然。
という厳しくももっともな意見があるのも事実です…。
問われているのは奨学金を借りた側の返還能力…。されど、奨学金を借りる側にもやむを得ない事情があってのこと。
奨学金の返済で私自身も実際に苦しさを感じているため、難しい問題だということは痛感しています。
お金の苦労はずっとついてくるけれど…
母子家庭であることで、両親がいる家庭よりもお金で苦労することはやはり多いです。特にその苦労は、私のように進学時に表面化することが多いでしょう。
でも、生きていく以上はお金の苦労と向き合わなくてはなりません。これは母子家庭であろうとなかろうと同じこと…。
少しずつ貯金をしつつ、計画的なお金の使い方を心がけることで、ちょっとずつでも生活を良くしていければと私個人では思います。社会全体の給与・賃金向上はなかなか難しく、目を見張るほどの改善は期待できません。であれば、個人が少しずつ動いていく他ないでしょう。